遺言を書いて、相続手続きを楽に!

query_builder 2021/05/15
相続
044687

埼玉県三郷市で、相続・家族信託・おひとり様の終活支援、障がい者の親なき後支援をしているゆうき司法書士事務所の中里です。


今日は遺言について。

遺言には、これまでは主に、『公正証書遺言(公証役場に出向いて遺言を書いてもらう。結構、お金がかかる)』と『自筆証書遺言(自宅で気軽に書けるが、相続開始後の裁判所の検認手続が面倒で時間がかかる』があり、いずれにおいても少々面倒でした。


しかし、現在は『法務局で保管する遺言制度』が始まり、安い金額で可能(実費としては5,000でおつりがくる)で、近所の法務局に出向かななければならないという点では面倒ですが、だいぶ、遺言作成がしやすくなりました。


なお、遺言と聞くと『遺書』を連想する方が多いのですが、別にすぐ死ぬ必要はありませんむしろ、元気で判断能力があるうちに『とりあえず遺言』をしておくことをおススメします。遺言は何度でも書き直せるので『とりあえず遺言』で良いと思います。


遺言の目的は、①相続手続きがラク ②相続時のトラブルを回避 することです。

特に①に関しては、手続き代行する仕業からの視点では非常に助かります。


以下のような方は是非、遺言書を『とりあえず』で良いので、作成しておきましょう。エンディングノートなんかより全然作成しやすいので気軽にチャレンジしてみましょう。


【遺言を作成した方が良い方(絶対といっても良いくらいです)】

(A) 子供のいない夫婦…遺言がないと、配偶者の他に亡くなった方の兄弟姉妹が相続人になってしまいます。兄弟が多かったりすると面倒です。


(B) 子が海外にいたりして、遺産の手続きに時間がかかる方…この場合、その子のサイン証明書とか必要になります。サイン証明書は日本大使館で取得するのですが、大使館がある場中には飛行機で8時間かかるという方も…


(C) 前の妻(又は夫)との間に子供がいる方…ちょっと気まずいね。


(D) 認知症の家族がいる又は知的障がいのある子がいる…超高齢者社会のため、現在非常に増えている事例です。後見人を付けるかインチキをするか、放置するかを検討しなければなりません。後見人を付けるのは全くおススメできませんし、インチキは自己責任でやって頂くしかなくお手伝いできません。遺言作成おススメ度100%


(E) 相続人の仲が悪い…何年も調停とか裁判することになるかも。誰も得しない(弁護士を除く)

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